両陛下 宮城県へ
河北新報
両陛下、宮城入り 専門家から津波メカニズムの説明受ける
2012年05月13日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120513t13020.htm
天皇、皇后両陛下は12日、東北新幹線で宮城県入りされた。
宮城県庁を訪問し、東日本大震災からの復旧状況などについて説明を受けた。
13日は仙台市若林区の仮設住宅で被災者をお見舞いした後、化学分野の国際会議の開会式に出席する。
両陛下が宮城県を訪れるのは昨年4月に続き5度目。
天皇陛下は2月の心臓バイパス手術後、初めての地方公務となる。
県庁では、県内の被害程度や復興計画の概要などについて村井嘉浩知事の話を聴いた。
続いて、今村文彦東北大教授(津波工学)から津波発生のメカニズム、
今後の防災の取り組みについて説明を受けた。
今村教授は、津波発生から到達までをコンピューターで再現した動画などを紹介し、
両陛下は時折深くうなずきながら映像に見入った。
天皇陛下は「高齢化が進み、(津波からの)避難が難しくなりますね」と述べた。
震災の脅威を次世代に引き継ぐ必要性を強調した今村教授に対し、
両陛下は「学校での教育が大事になるのでは」「社会がいかに助け合ったかも記録に残すのでしょうか」
などと話した。
◎「被災者お見舞いを」陛下の強い希望で実現 宮内庁会見
天皇、皇后両陛下が宮城県入りした12日、宮内庁は仙台市内で記者会見をした。
退院後、初の地方公務となる天皇陛下の訪問に関し、下均(しも・ひとし)侍従は
「短い日程の中、仮設住宅のお見舞いを入れられた。
東日本大震災の被災地を思う陛下の心情が現れている」と述べた。
同庁によると天皇陛下の体調を考慮し、13日の国際会議だけに絞った日程案も検討されたが、
陛下から「仙台に行くなら被災者をお見舞いしたい」との強い希望があり、今回の日程が組まれた。
記者会見に同席した村井嘉浩宮城県知事は「沿道の県民に優しい表情を絶やさず、
にこやかに接していただいた」と述べた。
県内の復旧状況などを説明した際の両陛下の様子については
「高台移転やがれき問題など被災者の生活にかかわる質問が多かった」と話した。
県によると、JR仙台駅や県庁、沿道では計約7000人が出迎えた。
両陛下が被災者お見舞い 仙台の仮設住宅訪問
2012年05月13日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/2012051301001496.htm
天皇、皇后両陛下は13日、仙台市若林区の仮設住宅を訪れ、
東日本大震災の被災者にお見舞いの言葉を掛けられた。
訪問した住宅は194戸に約380人が入居。
津波被害が激しかった同区の荒浜地区の住民が多い。
天皇陛下は集まった住民らに「どうですか。冬はずいぶん寒くて大変だったでしょう」と声を掛けた後、
約30分間、皇后さまと住宅を歩いて回った。
津波で両親と妹が亡くなったという住民の三浦洋子さん(35)は
「亡くなった母が皇后さまを大好きで、今日会えたらどれだけうれしかったか」と話すと、
皇后さまは「たくさんの思い出があるのね」と慰めの言葉を掛けた。
両陛下、宮城入り 専門家から津波メカニズムの説明受ける
2012年05月13日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120513t13020.htm
天皇、皇后両陛下は12日、東北新幹線で宮城県入りされた。
宮城県庁を訪問し、東日本大震災からの復旧状況などについて説明を受けた。
13日は仙台市若林区の仮設住宅で被災者をお見舞いした後、化学分野の国際会議の開会式に出席する。
両陛下が宮城県を訪れるのは昨年4月に続き5度目。
天皇陛下は2月の心臓バイパス手術後、初めての地方公務となる。
県庁では、県内の被害程度や復興計画の概要などについて村井嘉浩知事の話を聴いた。
続いて、今村文彦東北大教授(津波工学)から津波発生のメカニズム、
今後の防災の取り組みについて説明を受けた。
今村教授は、津波発生から到達までをコンピューターで再現した動画などを紹介し、
両陛下は時折深くうなずきながら映像に見入った。
天皇陛下は「高齢化が進み、(津波からの)避難が難しくなりますね」と述べた。
震災の脅威を次世代に引き継ぐ必要性を強調した今村教授に対し、
両陛下は「学校での教育が大事になるのでは」「社会がいかに助け合ったかも記録に残すのでしょうか」
などと話した。
◎「被災者お見舞いを」陛下の強い希望で実現 宮内庁会見
天皇、皇后両陛下が宮城県入りした12日、宮内庁は仙台市内で記者会見をした。
退院後、初の地方公務となる天皇陛下の訪問に関し、下均(しも・ひとし)侍従は
「短い日程の中、仮設住宅のお見舞いを入れられた。
東日本大震災の被災地を思う陛下の心情が現れている」と述べた。
同庁によると天皇陛下の体調を考慮し、13日の国際会議だけに絞った日程案も検討されたが、
陛下から「仙台に行くなら被災者をお見舞いしたい」との強い希望があり、今回の日程が組まれた。
記者会見に同席した村井嘉浩宮城県知事は「沿道の県民に優しい表情を絶やさず、
にこやかに接していただいた」と述べた。
県内の復旧状況などを説明した際の両陛下の様子については
「高台移転やがれき問題など被災者の生活にかかわる質問が多かった」と話した。
県によると、JR仙台駅や県庁、沿道では計約7000人が出迎えた。
両陛下が被災者お見舞い 仙台の仮設住宅訪問
2012年05月13日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/2012051301001496.htm
天皇、皇后両陛下は13日、仙台市若林区の仮設住宅を訪れ、
東日本大震災の被災者にお見舞いの言葉を掛けられた。
訪問した住宅は194戸に約380人が入居。
津波被害が激しかった同区の荒浜地区の住民が多い。
天皇陛下は集まった住民らに「どうですか。冬はずいぶん寒くて大変だったでしょう」と声を掛けた後、
約30分間、皇后さまと住宅を歩いて回った。
津波で両親と妹が亡くなったという住民の三浦洋子さん(35)は
「亡くなった母が皇后さまを大好きで、今日会えたらどれだけうれしかったか」と話すと、
皇后さまは「たくさんの思い出があるのね」と慰めの言葉を掛けた。