先生その3

私は運動神経が鈍く、学校時代は体育が大嫌いだった。
体育の先生も好きではなかった。

熱い先生
わざとらしく盛り立ててくれる先生
絶対、馬鹿にしてる…と感じる先生
(私の一方的な被害妄想かもしれない)

中学生の頃、SI先生という怖い体育の先生がいた。
体育が苦手な私も、体育が得意な人も、皆その先生を怖がっていた。
まず、顔が怖い。どこの組の人?という感じの見た目。
厳しい。
あまり感情を出す事はなかった。
厳しいけれど、感情的に怒鳴るということはなかった。

私は体育だけはどうしても苦手で、評価もやっとこさ5段階の3をもらえるという感じだった。
それでも、中学生からは筆記試験も入るのでそれで随分救われた。
SI先生は、それ以外にもわりと点数をとるチャンスをくれた。
体育の実技の授業でも、前半のほんの5分か10分ほど、体育座りをさせ、理論を説明。
前回の復習がてら、指名して先生の問いに答えさせる。
その時、私はわりと頻繁に指名され、答えさせられていた。
正解ならば名簿になにやらメモメモ
…おそらく私はそこで点数をもらっていたのだろう。実技は絶望的なので。
また、呼ばれて前にでて、ちょっと逆立ちとか、
先生が説明するための道具的なこともよくさせられた。

細かいところで点数を貰ったというのは、まったくの私の推定。
感情を出さない先生ではあったが、
球技での私のとんでもない失敗にうっすら笑っていることもあった。
もし大嫌いな先生ならば、もう、とんでもなく不愉快だが、
SI先生だと、「あ、あのSI先生が笑ったよ…」(珍しい)という感じ
不愉快ではなかった。

そうは言っても、本当に厳しく、ちょっとした列の乱れも許さず、
言葉遣いにも厳しく、いつもみんな緊張していた。
先生に感謝する気持ちはあったが、好き(へんな意味でなく)にもなれなかった。
やっぱり怖い。。
SI先生はたしか、お坊さんでもあった。

それまでの体育の先生というと
変に熱かったり(一生懸命さでカバーさせようとする)、
わざとらしく盛り立てたり(いいところを無理矢理探し出して喧伝)
…その先生のやりかたでなんとか点数をくれようとしていたのだろうけれど
私には苦痛でしかなかった。
(かと言って、私にとって3未満の評価なんてありえないので、
 なんとかかんとか頑張っているふりはしたが)
SI先生の救い方は私にとってほとんど負担がなかった。
ありがたい、ありがたい。
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おおやしまねこ