「おかえりモネ」演出の舞台裏、制作者が解説 気仙沼でイベント

河北新報オンライン
「おかえりモネ」演出の舞台裏、制作者が解説 気仙沼でイベント
2022年11月4日 6:00
https://kahoku.news/articles/20221103khn000023.html

 宮城県気仙沼市などが舞台となったNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の
制作過程を披露するトークイベント「ドラマはこうして作られる!」(気仙沼市主催)が
3日、同市南町海岸の市まち・ひと・しごと交流プラザであり、市内外の約120人が参加した。
 ディレクターを務めたNHKの梶原登城(とき)さん(52)が登壇し、
ドラマの場面を映し出しながら演出のポイントなどを解説した。
 東日本大震災で悲しみを背負った主人公永浦百音(モネ)が
「音楽なんて役に立たない」と言う場面では、せりふを際立たせるため
かつて吹奏楽に情熱を注いだ姿を丹念に描いたと説明。「モネの絶望の深さを伝えたかった」と明かした。
 元漁師が、津波で行方不明になった妻の死を認める場面では、
演じた俳優浅野忠信さんが役作りに苦戦したという。
梶原さんは「浅野さんが感じた通りに演じてほしい」と伝えたといい、
「役者を信じることも演出では大切だ」と語った。
 質疑応答では「あのせりふの意図は」「ぜひ続編を」などの声が相次いだ。
横浜市のパート従業員新倉律子さん(54)は「場面の理解が深まり別の見方にも気付けた。
もう一度ドラマを見返さないと」と話した。


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